令和2年度の練馬高松園デイサービスセンターについてご利用者様、職員において話し合いを行いました。
これまで、職員の企画した活動、有志のボランティアの皆様の公演を中心としておりましたが、ふと振り返ると「私たちの活動は、一方通行になっているのではないか?」と言う疑問もございました。
皆様が本当に楽しんで頂ける事とは何か?を考えたとき、それは私たち介護士が実践する支援と同様に、必要な支援を実践する、つまり、根拠を持ったレクリエーションでした。
そこで、今回、ご利用者様へ私たちの考えをお伝えさせて頂き、ご意見を頂戴する事にいたしました。
たくさんの意見が集まりましたが、その中で印象的だったものは「ピアニカを使って、自分で弾きたい。」というご意見でした。
この意見に賛同の声が上がる一方で、音楽に精通している職員が一緒に伴奏します、と意見を重ねドンドン話は広がります。
皆様の笑顔が多く見られる時間でした。
中には、「こうした意見を言える場所を作ってくれるなんてびっくりした。」と喜ばれる方もおりました。
毎月、数回この懇談会を開催させて頂き、利用される方々がやってみたい事、挑戦してみたい事をレクリエーション、活動に取り入れます。
また、自宅での生活で困っている事、先々の不安等、お一人お一人の声にも、しっかりと耳を傾け、専門家たちの集まるデイサービスだからこそできる支援を実践して参ります。